アーチェリーの世界選手権・男子リカーブ団体(日本時間5日、ドイツ・ベルリン)で、日本男子代表の古川高晴(38、近畿大学職員)、中西絢哉(24、シーアール物流)、斉藤史弥(18、日本体育大)が14年ぶりの銅メダルを獲得。パリ五輪の代表に内定し、8日帰国。全日本アーチェリー連盟から花束を贈られ、笑顔の凱旋となった。
パリ五輪で6大会連続の出場となる古川は「6大会連続出場が決まったが目指す先はその先にあるので来年金メダルを取れるように努力していきたい」とし、これまでロンドン五輪では個人で銀メダル、東京五輪では個人と団体で銅メダルを獲得している古川は「まだミックス(男女混合)でのメダルが取れてないのと、残す色(金)が一つあるので僕がオリンピックに対する想いはそれだけです。」と、パリ五輪で更なる飛躍を誓った。
チーム最年少・18歳で初のオリンピック出場を決めた斉藤は「オリンピックは初出場なので思い切ったプレーが出来るようにこれからの練習を大切にしたい。オリンピックでメダルを取れるように頑張りたい」と語った。
そして東京五輪をあと一歩で逃し、パリ五輪で初出場となる中西は「前回の東京五輪の選考会は最終で落としてしまって、とても悔しい想いをしたのでなんとかスタートラインに立てた。今回の銅以上の銀、金を持って帰りたい」と初の大舞台に向けて闘志を燃やした。
9月開幕の中国・杭州アジア大会でも同じメンバーで団体戦に挑む。
古川:
気を抜かないようにこの3人でオリンピックで戦うことになるので、3人の力をどうだせるか、もっと効率よく3人の力が揃うか。3人の力を合わせて頑張りたい。
斉藤:
アジア大会では自分の思ったプレーを最後まで発揮できるようなプレーをしていきたい。
中西:
世界選手権はパフォーマンスの悪い状態での試合だったので、アジア大会では思い切ってプレーがしていければ。