東京オリンピックで来日した際、身の危険を理由にベラルーシからポーランドに亡命した陸上選手が、ポーランド代表として大会に出場することを認められました。
陸上のチマノウスカヤ選手は2年前、ベラルーシ代表として東京オリンピックに出場するため来日しました。
大会期間中に予定していなかった種目への出場を指示されたことをめぐりコーチを批判。すると、代表を外され帰国を命じられましたが、「帰国すれば何らかの罰を受ける」として、羽田空港で警視庁に保護を求めました。
その後、ポーランドがチマノウスカヤ選手の受け入れを表明し、亡命。ポーランドで代表を目指す意向を示していました。
ロイター通信によりますと、世界陸連は国籍変更に伴う3年間の待機期間を免除し、ポーランド代表として出場することを認めたということです。
チマノウスカヤ選手は7日、自身のSNSで「ポーランド代表になれるという公式文書を受け取りました」と明らかにし、「とても幸せです」と喜びを綴っています。
そして、19日にハンガリーのブダペストで開幕する世界陸上に「参加できる可能性があります」としています。
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