デビュー当日…果たしてクジラと心を通わすことはできたのか?
デビュー当日の7月25日。
(玉澤さん)「(Q寝られましたか?)全然…。3時間…」
深夜にイルカの体調が急変して急遽出勤したこともあって少し寝不足です。この日、玉澤さんは午前午後の2回イベントを担当します。
(玉澤さん)「皆さん、こんにちはー!本日はクジラ浜海水浴場へお越しいただきありがとうございます」
アナウンスが終わると来場者の期待も高まります。
(来場者)「何クジラですか?」
(玉澤さん)「ハナゴンドウっていう種類のクジラです」
(来場者)「小さいけどこれで成熟?」
(玉澤さん)「そうですね。成熟はしている個体なんですけど、大体今3mちょっとあります」
そしてカヤックを漕ぎ出します。うまく誘導できるのでしょうか。
(先輩)「風あるから頑張って」
(玉澤さん)「はい、ありがとうございます」
しかし、クジラが離れてしまいうまくいきません。先輩がすかさず指示を送ります。徐々にペースを掴みクジラとの息も合ってきました。
(玉澤さん)「今ここの下の方を泳いでいます。今ここに来ました」
(来場者)「この子はなんていう名前なんですか?」
(玉澤さん)「この子はサツキという名前の女の子です。サツキちゃん」
(来場者)
「こんな近くで見られるとは思っていなかったのですごくよかったです」
「お姉さん(玉澤さん)がみんなの間とか行ってくれて近くに来てくれて。自然にいてるのかなと思ったけど連れて来てくれるからすごく良かったです」
来場者の反応も上々です。でも課題もまだまだあるようです。
(玉澤さん)「(クジラが)エサを全部食べなかったです」
(富田さん)「愛が足りやんな、愛が足りないわ」
(玉澤さん)「すみません…」
憧れのトレーナーへの道のりはまだ長いようですが、無事デビューの1日を終えることができました。
(玉澤英怜奈さん)
「お客さまが楽しかったとか、かわいいと言ってくれたのを聞いて、飼育員になれたんだなという実感が湧きました。(Q子どものころに憧れていたトレーナーに近づけましたか?)一歩近づけたかなと思います」
(2023年8月4日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)