ことし4月。愛知県西尾市のグラウンドで、小学生が地面から突き出たクギで大けがをした事故があった。
ソフトボールの練習をしていた4年の男子児童が二塁にすべりこんだ時に、打ち込まれていたクギと左ひざが接触して10針縫うことに。市の管理する公園のグラウンドが現場だった。

CBCテレビの20代男性記者が、8月2日、「当該グラウンドだけの問題ではない気がする」と、現場グラウンド近くの『横須賀公園』にも行ってみた。すると、公園内のグラウンドにはクギが打ち込まれていると見られる目印を複数発見。


その数、およそ20か所。そこで、西尾市のスポーツ振興課に確認した。

Q近くのグラウンドにも目印があったが?
A(西尾市 担当者)
「把握していないですね。誰がやったのかもちょっとわからないですね」


西尾市は、記者の指摘を受けた2日後、8月4日に金属探知機を使いグラウンドの調査に乗り出した。すると、約1時間半の調査で合わせて98本が見つかったのだ。

記者はなぜ、「当該グラウンドだけの問題ではない」と思ったのか。