歴史と向き合う若い力「過ちは繰り返さない」
歴史が逆流するかのような現象にホロコーストの生存者、アグネス・ヒルシさんは不安に駆られています。

ホロコーストの生存者 アグネス・ヒルシさん(86)
「再び反ユダヤ主義や人種差別が広まっています」
危うい流れに、新しい技術で対抗しようとする試みもあります。
ハリウッド映画も手がける制作会社のCEOは、VR=ヴァーチャルリアリティを使って、ヒルシさんら生存者の証言を伝えようと努めています。

制作会社のCEO
「ドイツでは右翼勢力が強まりつつあります。唯一、抵抗する手段は啓蒙をしっかりやることです」

42台のカメラを使ってのVR化の撮影。ヒルシさんもスタジオに入りました。

制作会社のCEO
「VR技術で対面で話しているような感覚をもたせられます。次の世代にはこの技術を使って歴史を語る必要があります」

ホロコーストの生存者 アグネス・ヒルシさん(86)
「私たちの歴史を記録に残そうとしています。若い人たちは本当に償おうと努力しています」
「つまずきの石」を設置したギムナジウムの生徒たちは、ナチス式の敬礼をして写真におさまった同世代の行動をどう見たのでしょうか?

女子生徒
「私たちの世代にとって非常にショックです。差別的な発言に対し、私達の世代は声を上げなければなりません」
再びヨーロッパ大陸で起きた戦争によって、殺傷兵器の支援など時代の大転換を迫られたドイツ。生徒たちは侵略や大量虐殺といった過去の歴史と向き合ってきたからこそ、過ちは繰り返さないと話します。

女子生徒
「私たちの国には過去と向き合う大きな義務があります。今は心配していませんが、再び戦争を起こすことは、防がなければなりません」

女子生徒
「私たちは見て見ぬふりをする世代であってはいけません。私達は前の世代とは違います。そのことを誇りに思っています」














