テレビ番組でおなじみの「SASUKE」の特設ステージが5日、東京・赤坂のサカス広場に出現。体操で五輪2大会に出場した杉原愛子さん(23・武庫川女子大学)が、イベントに参加し、昨年、24年ぶりに日本人女性で1stステージをクリアした大嶋あやのさんと対決した。現在も指導者と現役選手をこなす杉原は惜しくも敗れ「めっちゃ悔しい!」とアスリート魂を見せた。

イベントには「ウォールリフティング」「そり立つ壁」に加え、夏限定のエリア(計6台のハードルのバーをくぐる)を加えた3つのエリアからなる特設レーンが用意された。
この日は、「SASUKE」完全制覇者の森本裕介さんなどの常連選手も集う豪華なメンバーが揃い、多くのファンが赤坂サカス広場に集まった。

体験型イベントということもあり今回は特別に、杉原さんと大嶋さんでタイムレースをおこなうスペシャルマッチが実現!SASUKEのセット自体を初めて生で見た杉原さんは「体操の種目には、幅が10cmしかなくて緊張する『平均台』っていう種目があるんですけど、平均台をやる時より、今は緊張しています!(笑)」と体操選手らしい表現で会場を笑わせた。

そして、いざレースがスタート!
SASUKE常連の大嶋さんは、さすがのスピードで序盤から大きくリード。杉原さんも負けずに6台のハードルをくぐっていきながら、体操の技・ハンドスプリングを入れ込み観客を盛り上げるパフォーマンスを見せた。最後は「そり立つ壁」も一発クリアの大嶋さんが18秒50で勝利。杉原さんは「そり立つ壁」に一度両手が触れるも、超えることができなかった。

勝利した大嶋さんは、「普段SASUKEでは味わえない緊張感がありましたし、杉原選手のような素晴らしい選手と一緒にできる機会が殆どないので、すごく楽しかったです」と現役アスリートに勝利し喜んだ。
敗れた杉原さんは、「クリアできなかったのがめっちゃ悔しい!最後のそり立つ壁は絶対届かないと思ったけど、一番上の所を掴みかけて、『わ、届いたやん!』って(笑)。もう一回挑戦したら、行けるんじゃないかなって思いました」とアスリート魂をのぞかせた。「もっかい、やりたい!とりあえず悔しい!(大嶋さんが)めっちゃ最初から速かったので、こそっと練習して、次またチャレンジしたいと思います!」と笑顔を見せながらリベンジを誓った。

今イベントは、この夏に行われる世界陸上ブダペスト(8月19日開幕)、中国・杭州アジア大会(9月23日開幕)と、今年で41回目を迎えたスポーツ特番「SASUKE」がコラボしたスポーツイベント。

アジア大会でアスリートゲストを務める杉原さんはSASUKEファンに「アジア大会は金メダルの数も沢山期待できる注目の大会です。皆さんもテレビの前で、是非一緒に応援しましょう!宜しくお願いします!」とメッセージを送った。