■アーチェリー 第52回世界選手権大会(日本時間5日、ドイツ・ベルリン)

日本代表はリカーブ男子団体の3位決定戦で、イタリアをセットポイント6ー2で下し、銅メダルを獲得した。今大会、団体戦で3位以内に与えられるパリ五輪出場権を獲得した。日本は2009年の韓国大会以来、14年ぶりの表彰台となった。

勝てば来年のパリ五輪出場が決まる準決勝で逆転負けを喫した日本。プレッシャーのかかる3位決定戦となったが、落ち着いて的を狙い連続で10点をマーク。セットポイント6‐2で勝利した。

全日本アーチェリー連盟の取り決めにより世界選手権代表がそのままパリ五輪の代表となるため、五輪5大会連続出場のベテラン古川高晴(38、近畿大学職員)は夏季五輪では最多タイの6大会連続出場を決めた。試合後、古川は「今回パリ五輪は6大会目のオリンピックとなりますが、出るだけではなく目指しているものは金メダルなので、金メダルを目指して頑張りたいと思います」と今から気合十分。2004年アテネ五輪で初出場した古川、2012年ロンドン五輪では個人で銀メダルを獲得。2021年の東京五輪では団体、個人ともに銅メダルと計3つのメダルを獲得している。

また現地時間、翌日8月5日に24歳の誕生日を迎える中西絢哉(シーアール物流)は「今回の大会でしっかりと改善点が見つかったので次のパリ五輪に向けて頑張っていきたい」と前を見据えた。

チーム最年少18歳の斉藤史弥(日本体育大)は勝負所で10点をマークするなど銅メダル獲得に貢献。初めての五輪出場を決め「初めてのパリ五輪ですが自分の力をすべて出し切って良いプレーが出来るように頑張っていきたい」と意気込んだ。
※写真は試合直後の中西選手(左)、斎藤選手(中央)、古川選手(右)

【リカーブ男子団体】

金メダル 韓国
銀メダル トルコ
銅メダル 日本