日本時間4日は投打二刀流で先発したメジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手。投手では右手のけいれんで緊急降板となりました。しかしマウンドを降りた後も出場を続けた打者では40号ホームランを放ちました。

ホームでのマリナーズ戦に2番ピッチャーで先発登板した大谷。1回、ヒットとフィルダースチョイスでいきなりノーアウト1・3塁のピンチを迎えます。しかし後続を内野フライ、空振り三振、そして好プレーにも助けられたサードゴロにうち取り、無失点におさえます。
その裏の第1打席、初球をライト前に運びこれで8試合連続ヒット。バッティングは引き続き好調です。
投手大谷は2回、3回と、ランナーを出すものの粘りのピッチングで相手に得点を許しません。4回も先頭にヒットを打たれるもその後をサードゴロのダブルプレーとライトフライに仕留め、無失点で切り抜けました。
しかし大谷はこの回を終えたところで急きょ降板となります。右手のけいれんのためということで、10勝目はおあずけとなりました。
しかしバッターとしては試合に出続け、1点リードされて迎えた6回の攻撃。大谷は申告敬遠で歩かされると、足で魅せます。
俊足を生かして今季14個目の盗塁を決め、チャンスを作ります。
3番クローンのセンター前ヒットで大谷が一気に生還して同点に追いつき、エンゼルスはさらにこの回もう1点を追加し逆転に成功。大谷の盗塁がチームに流れを引き寄せました。
さらに8回ウラの第4打席。振り抜いた打球は、ライトスタンドに飛び込む40号ソロホームラン。緊急降板をものともしない強烈なバッティングを見せました。
大谷は2打数2安打。ホームランランキングを独走すると同時に打率も3割1分に上げました。
大谷のホームランで3対1とリードを広げたエンゼルスでしたが、9回、マリナーズに満塁ホームランで逆転を許し5対3で敗れました。