東北は夏祭りのピークです。秋田市では3日、「竿燈まつり」が始まりました。4年ぶりの通常開催です。

「竿燈まつり」は東北三大祭りの一つに数えられています。会場となった秋田市中心部では稲穂に見立てた竹ざおに提灯を吊るした竿燈が、夏の夜空を照らしました。
祭りには町内会や企業などが参加していて、竿燈の数は去年より18本多い256本です。竿燈1本の長さは15メートル前後で重さは50キロほどあります。

力強い太鼓に軽快なお囃子が鳴り響く中、「差し手」と呼ばれる参加者が「ドッコイショー」の掛け声に合わせ、大きくしなる竿燈を絶妙なバランスで操っていました。
今年は感染症対策のための制限はなく、4年ぶりにかけ声が復活しています。竿燈まつりは6日まで開かれ、さおを支える技術を競い合う競技会も行われます。