有田焼作家のなかでも絵付けをしない「白磁」で知られる人間国宝・井上萬二さんの作陶展が岡山高島屋で開かれています。

白く輝く「白磁」の壺。表面に渦の文様をほどこした「白磁渦文(うずもん)壺」です。

華やかな絵付けの多い有田焼の中で装飾をそぎ落とした白磁に徹し人間国宝となった井上萬二さんの作品展です。



岡山高島屋開店50周年を記念し開催された会場には、白く美しい花瓶や鉢、皿のほかやわらかな緑や黄色の釉薬を用いた作品など、94歳を迎えた熟練の技の数々90点が並んでいます。

(岡山高島屋 美術部 岡本幸則さん)「人間国宝のお仕事です。これ以上ありません。ぜひ、会場で御覧いただければと思っています。ぜひおこしください」

人間国宝・井上萬二展は、今月(8月)7日まで開かれていて、週末は作家本人が来場します。