百貨店大手の三越伊勢丹ホールディングスは、ことし4月から6月までの決算を発表し、新型コロナの5類移行で客足が回復したことなどから大幅な増収増益となりました。

三越伊勢丹ホールディングスが発表した、ことし4月から6月までの決算では、売上高が前の年の同じ時期に比べ16.8%増えて1186億円に、最終利益も20.4%増えて68億円となり、大幅な増収増益でした。

新型コロナの5類移行に伴い、首都圏を中心に客足が回復したほか、国内旅行者やインバウンド客が増加したことなどが主な要因です。

中でも伊勢丹新宿店では、富裕層向けに直接販売に出向く「外商」の売り上げなどが増加し、第1四半期として過去最高の売り上げを更新しました。

また、2023年度の業績見通しについても、営業利益をこれまでの350億円から380億円に上方修正し、過去最高を更新する見込みだと発表しました。