昭和の夏とイマドキの夏 猛暑日の日数を比較すると…

RCCウェザーセンター 乙藤亮平 気象予報士:
「たとえば広島市中区で35℃以上の猛暑日が年間にどれくらいあったのかをみると1970年代・80年代はほとんど観測されることはありませんでした。一方で、90年代に入ると一気に多くなりました。2010年代では、年間に平均して10日以上観測されるようになっています。観測場所の変更や昔と比べて観測時間の間隔が細かくなったことで、昔よりも最高気温はやや高めに出やすい面はありますが、それを差し引いても昭和の時代の夏より明らかに暑くなっているといえると思います」
真夏の避暑地のイメージがある広島県北部・庄原市高野では、この夏、史上初めて35℃以上の猛暑日を観測しました。

広島県内どこでも、これまでに経験したことがないような「危険な暑さ」に見舞われる可能性があります。令和の時代の正しい知識をもって、暑さに備えることが必要といえそうです。