2026年に予定されているNPT(=核拡散防止条約再検討会議)に向けた1回目の準備委員会が31日、オーストリアの首都ウィーンで開幕しました。
鈴木長崎市長も現地入りしており、2日のNGOセッションでスピーチする予定です。

『NPT』は“核兵器不拡散”を目的とする条約です。

ロシアが核の脅しを続け、隣国ベラルーシへ核兵器配備を進めているとされる中、国連加盟国のほぼ全てにあたる191の国と地域が参加するこの条約が機能し、核軍縮に向けた歩み寄りの機運を醸成できるかが、最大の注目点です。

初日に行われた各国の演説では、ロシアへの非難が相次ぎ、日本の武井外務副大臣も「ロシアによって核兵器廃絶の道筋は厳しさを増している」と述べました。

武井 俊輔 外務副大臣:
「核兵器のない世界への道筋は厳しさを増している。国際社会の分裂の深まりやロシアの核の脅威によって」

30日に現地入りした鈴木長崎市長は2日、国際NGO「平和首長会議」の副会長として発言予定です。