きょうから8月です。今月も乳製品や調味料など1100品目の食品の値上げが予定されていますが、消費者の負担を減らそうと値下げに踏み切ったスーパーもあります。

記者
「都内のスーパーに来ているんですが、こちら入り口に値下げと書かれたポスターが張られています」

関東を中心に60店舗を展開する東武ストア。きょうから全店で食品の値下げに踏み切りました。

例えば、こちらのドレッシングは先月まで299円だったのが258円に。ヨーグルトも189円から158円に引き下げました。他にも酒類や菓子など、値下げされる商品は全部で168品目。値下げ幅は最大30%にのぼります。

買い物客
「値下げ自体は久しぶりに見た気がします。もうちょっと頻度をあげて(店に)来ようかなと思いました」
「おせんべいを1個買いました、150円くらい。いつもより安い」

消費者の負担を少しでも減らそうと、今年いっぱい、値下げを続ける考えです。

一方で、今月は明治など乳業大手3社が牛乳を一斉に値上げする予定で、「帝国データバンク」によりますと、牛乳やヨーグルトなど乳製品・265品目の価格が上がります。

また、鍋つゆやだしなどの調味料も値上げが予定されていて、今月、値上げされる食品の数は1102品目にのぼります。

去年の8月に比べると1400品目減って、7か月ぶりに前の年を下回りますが、来月9月は味噌や菓子など2000品目を超える値上げが予定されています。さらに、10月は日本酒やワインなど酒類を中心に、すでに4000品目を超える商品の値上げも決まっています。

買い物客
「結構モノを選んで買っている。絶対必要なものが高くなっているのは結構痛い」

私たちの家計への負担は、今後も続くことになります。