行政は『治山ダムの新設を決定』 しかし懸念は残る…
この2年で4回も住宅地への土砂流出が起きたことに行政側も動き出そうとしています。京都府は今年度、比叡山の山麓にある49か所の渓流を調査し、砂防ダムなどの必要性を検討。また、鹿島さんらの住宅地への土砂流出が起きた沢についても、山の崩壊を防ぐ治山ダムをつくることを決めました。
一方で鹿島さんはダムの建設は歓迎しつつも問題の根本解決にはならないと嘆きます。
(上一乗寺区民会 事務局長・鹿島龍次さん)
「うちの自治会の範囲だけで沢は8本あるんじゃないかな。もちろんここはある程度落ち着くとは思うんですけれども、もう1つ向こうの沢は手つかずのままなので、また起こるやろうなって感じですね」
これから迎える本格的な台風シーズン。大雨による被害を拡大させないためにも、各地で必要な対策が急がれます。