自動車運送業の「眞永」が先月24日までに富山地裁高岡支部から破産手続きの開始決定を受けていたことがわかりました。負債総額は約1億3200万円とみられます。
帝国データバンク富山支店によりますと「眞永」は、2013年11月に設立された富山県高岡市にある一般貨物自動車運送業です。北陸3県や中京圏、関西圏を主な配送エリアに同業者の下請けとして、野菜や果物などの青果物、一般雑貨などを配送していました。
ピーク時とみられる2017年3月期の収入高は、1億5000万円を計上していましたが、受注の減少で2022年3月期は約1億円に落ち込んでいました。
さらに近年の燃料価格の高騰や運転手の給与引き上げがあった中で、下請けの立場もあり運賃の値上げが進まない状況が続いたとみられます。
採算を確保できない状態から赤字決算となり、事業の続行を断念しました。債権者は33人で負債総額は約1億3200万円を見込んでいます。