石川博康 気象予報士
「当初は大陸に進むとの予想が強かった台風6号ですが、それが変わってきました。沖縄周辺で東よりに急カーブして進路を変える予想となっています。
そうすると台風が沖縄や奄美地方に長くとどまるおそれもあり、影響も長引く可能性があります。
また台風6号はその後、そのまま九州、そして本州に近づくことも考えられます。そうなると山陰への影響も出てきます」

当初は大陸に進むとの予想が強かった台風6号ですが、なぜ予想が変わってきたのでしょうか。

石川博康 気象予報士
「台風6号の進路については、日本を広く覆っている太平洋高気圧が大きなカギを握っています。太平洋高気圧は現在の猛暑をもたらしているわけですが、当初はその勢力が強くあり続けると予想されていたので、台風はその淵を通って北へ進んでいくと予想されていました。

しかし、太平洋高気圧の勢力が若干弱まる予想となったため、台風6号が通る「淵」も南に下がることが予想され、進路を東よりに変える可能性が出てきたというわけです。

ただ今後も予報は変わる可能性があります。最新の情報をチェックするようにしてください」