「全国学力調査」の結果が公表され、富山県の児童生徒の正答率は中学校の英語以外すべての科目で全国平均を上回りました。

「全国学力調査」は、子どもたちの学力や学習状況などを把握するため、文部科学省が、全国の小学6年生と中学3年生を対象に毎年実施しているものです。

ことしは4月18日に実施され、県内では、公立の小中学校の児童・生徒1万5146人がテストに臨みました。

その結果、富山県内の小学生6年生の正答率は、国語(69%)と算数(65%)といずれも全国平均を2ポイント上回りました。

チューリップテレビの集計によりますと、小学生の国語は全国の都道府県中6位タイ。算数は4位タイでした。同じ北陸の石川・福井は、国語・算数とも富山を上回っていて、石川は両教科で全国トップでした。

また、県内の中学3年生の正答率は、国語(71%)と数学(54%)が全国平均を上回り、英語(46%)は全国平均と同じでした。特に数学は、全国平均(51%)を3ポイント上回りました。

全国でみると、国語は5位タイ、数学は3位タイ、英語は11位タイでした。中学生でも石川・福井が富山を上回っていて、中でも石川は数学で全国トップでした。

富山県教育委員会は、今後、内容を分析して授業の方法の改善などに取り組んでいくとしています。