武本クリニック 武本祐 院長
「小崎さんは結果を見ていただいた通り、陰性でした。土江さんは陽性ですが、ほとんど陰性に近い結果でした。よって、お2人とも、発症予防効果に関しましては、現時点では無いと思われます。
また、この結果から見て2人とも半年以内のコロナ感染歴は無いことも分かります」
小崎記者、土江記者ともに新型コロナウイルス抗体は、すでにほとんど持っていないという結果でした。
この検査では、抗体の値が4160を超えると95%の確率でウイルスから体を守る十分な抗体があると考えられます。
ちなみに6350を超えれば99%、3200なら90%、2150なら80%という目安ですが、小崎記者はわずか「0.8」。土江記者も「3.3」という結果に。

つまり、2人の体にはほとんど抗体が存在しておらず、現時点では発症予防効果が無いといって良い状態でした。
武本クリニック 武本祐 院長
「発症予防効果に関しては、コロナワクチンの接種後、だいたい3か月〜5か月で徐々に低下して、6か月くらい経つと、確率的には発症予防効果としてはかなり低くなってくるという考え方が一般的です。
逆に重症化予防に関しては、もう少し効果は持続すると言われていますので、全世界的にも発症予防というよりも、重症化予防に重きを置いた考え方になっているのかと思います」
第8波に迫る勢いで感染が広がりつつあるコロナ。ワクチン接種に関しては、高齢者や基礎疾患を持っている人、医療従事者など、自分の置かれている状況に応じて、かかりつけ医と相談しながら考えてほしいということです。