女性はその後、不起訴処分となり、釈放されています。
シングルマザーで、まだ小さな子どもがいたことから、2021年12月ごろ、在宅でできる仕事を探しました。
逮捕・不起訴となった女性:
「私みたいに子どもがいて外に出られない人とかが、結構在宅の仕事をツイッターで探していた。友だちとかでも何人かいて自分も始めた」
ツイッターで在宅ワークを依頼する投稿をしたところ、「藤田」と名乗る男からダイレクトメッセージが届いたといいます。

逮捕・不起訴となった女性:
「テレグラムっていうアプリを使えるようにしてほしいと言われて、面接担当の人と電話してそこで仕事内容とか教えてもらった」
その後、連絡を取り合う際に使ったのは、テレグラムと呼ばれる通信アプリ。
メッセージのやり取りが消えるなど秘匿性の高いアプリで、犯罪グループの連絡で多く使われています。

女性が指示された仕事は「荷受け」と呼ばれ、自宅に配達される服や化粧品などの商品を、買い取りサイトに出品するもので、女性はこの行為を何度も繰り返しました。
逮捕・不起訴となった女性:
「回数は覚えていない。1日2回、3回」
しかし、女性が扱った商品は、他人のクレジットカードを不正に使って入手された物でした。
逮捕・不起訴となった女性:
「(警察から聞いて)頭が真っ白になって、何も考えることができませんでした」