若年層へのアプローチを狙って、三陸の人気土産の新たなラインナップが31日発表されました。個食化や食の国際化に対応した取り組みです。

31日に盛岡市で行われた会見で発表されたのは、岩手県で人気の土産物「三陸海宝漬」を1つ100グラムの食べ切りサイズにした「海宝mini」です。家族で食卓を囲む生活形態から、それぞれ個々に食事をとる個食化に対応しようと、釜石市の海鮮ギフト製造「中村家」が開発しました。メカブの醤油漬けにイクラと柔らかく煮あげたアワビやウニ、ホタテがトッピングされたものとウニと卵黄、味噌、みりんを混ぜ合わせペースト状にした黄金のウニの4種類があり透明な容器に入った姿はデザートようでもあります。20代から40代の若い層に気軽に手に取って欲しいという狙いから、ご飯にかけて食べるという従来のスタイルに加え、新しい食べ方も提案しています。ミニトマトやオリーブオイルを加えて冷製パスタにアレンジした料理がおすすめです。付加価値の高い水産加工品の販売を通して、漁獲高の低迷が続く地元の水産業の発展を目指します。「海宝mini」は8月1日に直営店や主要駅、ECサイトなどで発売されます。