このほど対馬市の海水浴場で水難事故に備えて警察や消防などによる水難救助の訓練が行われました。
「意識無し!意識無し!救急車呼んでください!」
訓練には警察、消防、海保、それに対馬市から18人が参加しました。
小茂田浜海水浴場では、おととし、海水浴中の会社員6人が離岸流によって沖に流され、警察や消防の他、付近住民らによって救助された事案が発生。

警察は、海に囲まれている対馬市では今後も水難事故が発生する可能性が高いとして、4つの機関による合同訓練の実施を決めました。
当日は消防職員の指導による心臓マッサージやAEDの使用方法などの実習のほか、警備艇が溺れている人を発見したとの想定で救助訓練を行いました。
対馬南警察署・平山雄太地域課長
「今年からコロナも落ち着いて観光客がどんどん増えてくることが予想されます。同様の事案が発生することが十分に考えられますので関係機関と連携を強化して事案対応・県民の救助にあたりたいと思います」
これからますます本格化する海水浴シーズン。警察はライフジャケットの着用など水難事故を未然に防ぐための呼びかけも引き続き行っていくとしています。
