‟頭寒足熱” 部屋を冷やして冬用の布団で寝る
キーワードは“頭寒足熱”です。
頭は涼しく、足は温かく。というのも、脳と体にとって、快適な温度が違うのです。
(就寝時)
▼脳にとって快適な室温・・・22℃~24℃
▼体にとって快適な布団内の温度・・・33℃
梶本院長おすすめの寝方は
●寝室のエアコンの設定温度は25℃~26℃
●タオルケットなどの薄手のものではなく、冬用のかけ布団をかける
●寝る1、2時間前に靴下をはき足を温め、寝る前に脱ぐ
恵俊彰:
夏にガンガンクーラーをかけて、冬の毛布をかけて寝るのは一番の贅沢だと思っているんですけど、それがかえって良いんですか?
梶本院長:
それがベストなんですよ。贅沢だけどベストなんです。
大切なのは脳を冷やすということ。脳は一番発熱しやすいんですね。
常に冷やしていなければ脳はどんどん熱を持ってしまう。熱を持っていると脳を休めることができないわけです。
「鼻」は脳の冷却装置

脳を冷やすには、「鼻」が重要な役割を果たすといいます。
梶本院長:
鼻が詰まるとボーッとするという経験があると思いますけど、あれは鼻が詰まることによって脳の温度が上がっていくわけです。
実は「鼻」というのは非常に大切なんです。
体温を調節する役割を果たす‟生命中枢”とも言われる「視床下部」は鼻の近くにあります。
鼻から吸った空気が通る「鼻くう」というところがあり、この「鼻くう」に冷たい空気をあてることによって脳を冷やすことができます。
梶本院長:
氷枕でも脳を冷やすことはできるけど、体全体が冷えちゃって頭寒足熱にならない。だから部屋の温度は涼しく、体は冷えちゃいけないので温かく、ということなんですね。
コメンテーター 眞鍋 かをり:
口呼吸だと、鼻から冷たい空気が入ってこないから良くないんですか?
梶本院長:
その通りです。鼻をよく通してあげないと、結果的に吸う空気によって脳を冷やすことができない。そうすると良い睡眠に繋がらない。

寝る前に脳をクールダウンさせる鼻呼吸の仕方を梶本院長に聞きました。