■MLB ブルージェイズ 4ー1 エンゼルス(日本時間29日、ロジャース・センター)

エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。第1打席でホームランキング独走の第39号先制ホームランを放ち、前日から3打席連続弾となった。この日の大谷は4打数2安打1打点で打率は.298から.301に上昇した。

前日28日(日本時間)はダブルヘッダー1試合目で111球の熱投を見せ、メジャー初完封をマークした大谷。2試合目で第38号ホームランを放った直後に左わき腹の痙攣で途中交代したが元気にこの日もスタメン出場した。

ワイルドカード争いをするブルージェイズ3連戦の初戦で大谷は第1打席。奪三振リーグトップのK.ゴーズマン(32)から初球のストレートを捉え、ライト方向へ。前日から3打席連続となる第39号先制ソロアーチを放った。しかし、エンゼルスはその直後に同点とされた。

3回、大谷の第2打席はスプリットとスライダーの変化球でカウント2‐2と追い込まれる。6球目、低めのスプリットに手を出してしまい空振り三振。その裏、ブルージェイズに勝ち越しを許した。

1点をリードされた6回の第3打席は1死ランナー無しの場面で4球目のスプリットをレフト前に運び、2戦続けてのマルチ安打。
エンゼルスは7回に無死満塁のチャンスも、あと1人というところで大谷に打順が回らず、中々、得点に結びつかない。

3点を追う8回の第4打席はブルージェイズ3人目のT.メイザ(31)に遊ゴロに打ち取られた。9回に1死満塁のチャンスも大谷に代打が送られ、スタジアムはざわついた。この日、大谷は4打数2安打1打点で打率を.298から.301に上げた。エンゼルスは2度の満塁のチャンスを生かせず連勝は4でストップした。

試合後、取材に応じたネビン監督は大谷の両足に痙攣が起きたことを明かした。