八代市の熊本労災病院が出産を担当する「産科」を休止します。

熊本労災病院の産婦人科は、現在熊本大学から医師1人の派遣を受け、常勤の医師2人と非常勤の医師2人の4人体制で出産や診療に当たっています。

しかし熊本大学が「来年度から医師を派遣できない」としたことから、熊本労災病院は常勤の医師1人では出産を担当する「産科」の対応ができないとして来年3月末で休止するということです。

熊本労災病院は八代と人吉球磨地域で唯一出産時のリスクが高い妊婦を受け入れられる「中核病院」に位置づけられていて、「産科」の休止によって来年4月以降緊急性のある妊婦は熊本市など他の地域に運ばざるをえなくなります。