公益財団法人日本セーリング連盟は28日、9月23日に中国・杭州で開幕するアジア大会の日本代表13人を発表した。新型コロナウィルスの影響で大会が延期、延期前に選出されたメンバーから変更はなかった。同日、日本オリンピック委員会が認定し、正式に決定した。
パリ五輪(2024年)から種目構成が変更されるため、アジア大会でも五輪に合わせた種目を中心に実施。男女別だった470級が男女混合種目となり、男子レーザー級、女子レーザーラジアル級は使用する艇や装備は同じだが、それぞれILCA7級、ILCA6級と名称が変更され、またウインドサーフィン種目は制式的がRS:X級から水中翼搭載のiQFOiL級に。フィン級が廃止された替わりにカイトボード種目のFormula Kite級が加わった。
女子470級で東京五輪(2021年)7位、リオデジャネイロ五輪(2016年)5位と入賞を果たした吉岡美帆(32)は東京五輪男子470級代表の岡田奎樹(27)とペアを組み2大会連続の金メダルを狙う。岡田は2010年の広州大会以来2回目の出場となる。
日本は前回のジャカルタ大会にて男子470級、男子49er級、女子470級、女子レーザーラジアル級で金メダルを獲得し、その他4種目で入賞を果たしている。(写真:左が岡田選手、右が吉岡選手)
■男女混合470(ヨンナナマル)級
岡田奎樹(27、トヨタ自動車東日本株式会社)
吉岡美帆(32、株式会社ベネッセホールディングス)
■男女混合Nacra17(ナクラ17)級
飯束潮吹(34、株式会社エス・ピー・ネットワーク)
西田カピーリア桜良(20、関西大学)
■男子49er(フォーティーナイナー)級
古谷信玄(34、株式会社エス・ピー・ネットワーク)
高柳彬(26、株式会社エス・ピー・ネットワーク)
■女子49erFX(フォーティーナイナーエフエックス)級
田中美紗樹(25、株式会社豊田自動織機)
永松瀬羅(29、株式会社豊田自動織機)
■男子ILCA7(イルカ7)級
鈴木義弘(23、明治安田生命保険相互会社)
■女子ILCA6(イルカ6)級
冨部柚三子(33、福井総合病院/大阪体育大学)
■男子iQFOiL(アイキューフォイル)級
池田健星(24、三重県スポーツ協会)
■女子iQFOiL(アイキューフォイル)級
新嶋莉奈(23、エリエール)
■男子Formula Kite(フォーミュラカイト)級
三好竜寧(19、三好整形外科医院)