新生眞鍋ジャパンの第3戦。この日の相手は東京五輪予選ラウンド第5戦で1-3で敗戦したドミニカ共和国。日本が予選ラウンド敗退を決定づけた因縁の相手だ。
第2戦のドイツ戦で途中出場し、流れを変えたセッター関菜々巳(22)と井上愛里沙(27)をスタメンに起用した眞鍋監督。サーブ順に関、井上、山田二千華(22)、内瀬戸真実(30)、古賀紗理那(26)、小川愛里奈(24)、リベロは小島満菜美(27)とした。

大会前、眞鍋監督が「ドミニカ共和国は身⾧が高いしパワーがある。先行しないとかなり厳しい。先行されるとパワーにやられる。先行、先行を大事にしていきたい」と話していた通り、第1セットは、常に先行する展開に。今季Vリーグで日本人歴代最多584得点をマークした井上が果敢に攻めこみ、9得点をマーク。25-17と先取した。
しかし第2セット、平均身長が188.1センチのドミニカ共和国の高さとパワーが襲いかかった。日本は、セッターを関から松井珠己(24)に変更。今大会初出場となった島村春世(30)、林琴奈(22)を投入するも、相手に7本のブロックを止められ、流れを変えきれず20ー25でセットを落とした。
第3セットは序盤、井上のバックアタックや林のサービスエースで9連続ポイント。一気に13-6まで差を広げ、日本の流れを作るもその後、日本のVリーグでもプレー経験があるドミニカ共和国のエース・ペーニャに鋭いスパイクを打ち込まれるなど今度は7連続ポイントを許し14-14の同点に。流れが相手へ行きかけるもキャプテン古賀の活躍でなんとか踏ん張り25-20。
第4セット、井上が2本連続でスパイクをブロックすると6連続でポイントを奪い流れは一気に日本に。最後はオクム大庭冬美ハウィ(23)が連続で決め25-10。セットカウント3-1で日本は開幕から3連勝、井上が両チーム最多の26得点を挙げた。

井上は「2セット目のディフェンスの崩れから相手に先行されてしまって相手を勢いづけさせてしまったのが、すごい反省点。どんどんチームの状態も良くなってきていると思うので全員で力を出し切って、しっかり明日アメリカに向かって、(第2週の)フィリピンを迎えていきたい」と試合を振り返った。
日本は6日、第1週最後の1戦を東京五輪金メダルのアメリカと戦う。