8年ぶりに県が主導して行った行方不明者5人の捜索。
初日の24日は、地元の山岳関係者を含む十数人が参加し、亮太さんについては、逃げた先とみられる八丁ダルミ東側の尾根を中心に目視やドローンで捜しました。
およそ4時間の捜索の結果、サングラスなど9点の遺留品が発見されたものの、亮太さんにつながる手がかりは見つかりませんでした。
そして、最終日の25日。
■亮太さんの叔父 野村正則さん
「きのうよりもうちょっと広範囲で多少危険な地区になりますけど、そこまでお願いして行っていただけるということで、その場所も期待しますし、今まで何回も見ているところも何度も何度も執拗に繰り返し繰り返し捜索したい」
25日の捜索は、午前8時前に開始。
前日に捜索した尾根を中心に、標高にして400メートルほど下った場所まで範囲を広げ、およそ20人態勢で手がかりを捜しました。
最後に、亮太さんのリュックが見つかった場所の周辺を、スコップなどで入念に捜しましたが、4時間かけたこの日の捜索でも発見には至りませんでした。
■亮太さんの父 野村敏明さん
「本当にたくさんの方 2日間とも協力いただいて皆さんに感謝です」
■亮太さんの叔父 野村正則さん
「どうして出てこないんだ、もしかしたら今、自分の下にいるんじゃないか、自分が上にいるんじゃないかとか(感じた)。私が連れて行った思いがありますので、何としてでも私の体力が続く限りは(捜索したい)そういう思いはあります」
県は、今回のような組織的な捜索を行うのはこれが最後としていますが、野村さんたちは来年以降も可能な限り自分たちで捜索を続けていきたいと話しています。