暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっているため大分県内では25日夜のはじめ頃にかけて土砂災害に厳重な警戒が必要です。

九州北部地方では、上空約6000メートルに氷点下6度以下の寒気が流れ込んでいます。また、暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。

大分県内では各地で雷を伴った雨が降っていて、午後4時前までの1時間に大分市では46.5ミリの激しい雨が、由布市で31.5ミリ、豊後高田市で26.5ミリの雨量を観測しました。

中津市、宇佐市、由布市、九重町、玖珠町に土砂災害警戒情報。大分市に大雨警報。由布市に洪水警報が出されています。

中津市の2571世帯・5124人、由布市の950世帯・1845人、日田市の26世帯・48人に避難指示が発令されています。

県内では25日夜のはじめ頃にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨の降るおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。

<雨の予想>
25日に予想される1時間降水量(いずれも多い所)
 中部 40ミリ
 北部 50ミリ
 西部 50ミリ
 南部 20ミリ

26日正午までに予想される24時間降水量(いずれも多い所)
 中部  80ミリ
 北部 100ミリ
 西部 100ミリ
 南部  60ミリ

土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。