海外旅行ガイドブックの定番“地球の歩き方”が、今年3月に発売した多摩地域に特化したガイドブックが異例の売上を記録しています。さらに“地球の歩き方”がコロナ禍を経て驚きの変化をしていました!「巨像図鑑」に「異世界ガイド」突き抜けた企画の裏側を取材しました。
■「地球の歩き方」“多摩地域”が“東京版”の売上3倍!購入者の多くは“地元民”

熊崎風斗キャスター:
「地球の歩き方」の多摩地域版が、なぜ地元の皆さんに愛されるのか?その理由は、地元の皆さんの心をくすぐるものになっているのです。多摩地域でも立川、八王子、町田といった“多摩の大都会”を徹底比較しているんです。
また▼人口、▼大学の数、▼路線数、▼スーパーの数などなど、“隣の市には負けたくない”という気持ちで、地元民が読みたいなという思いにさせられ、人気になっているということですね。
また多摩地域の2大市場の紹介です。▼八王子と▼府中で「絶品グルメ&ショッピング」。市場の穴場スポットを紹介したりしています。
なぜ多摩地域の情報が多摩の地元民に刺さったのか?「地球の歩き方」編集部の方に聞くと・・・
「地球の歩き方」編集部
「多摩では沿線以外の地域に行ったことがない人が多い。近場に意外な穴場があることに新鮮な驚きがあったのかも」
実は多摩地域では南北の移動をしていくだけで、「これ知らなかった」という情報が本を読んでいくと分かり、楽しめると読まれているということでした。
ホラン千秋キャスター:
多摩地域にはショッピングもできるし、遊び場も沢山ある。あと、遺跡とか、旧○○亭とか、いろいろ勉強できる場所も結構ある。
牧嶋博子 TBS報道局解説委員:
京王線沿線に住む人は京王線の沿線しか知らないし、小田急沿線の人は小田急沿線しか知らない。「沿線を超えたらこんな面白いものがあったのか!」という感じなのかもしれませんね。
ホランキャスター:
あと、多摩地域の地元民からすると、「そうそうよくわかってんじゃん」みたいな気持ちもちょっとなりますね。
井上キャスター:
逆もありそうですよね。「いや、この本はこう書いてるけど、実はこっちの商店街が好き」のような。