今年3月下旬から4月中旬までの間に、福島県郡山市で40代の女性がおよそ320万円をだまし取られる被害に遭いました。
詐欺の被害にあったのは、郡山市に住む40代の女性です。
警察によりますと、今年3月下旬ごろ、被害にあった女性の携帯電話に、携帯電話の関係会社を名乗る人物から「インターネットサイトの未納料金がある」などと連絡がありました。この未納金を払うため、女性は複数回にわたってコンビニエンスストアであわせておよそ80万円分の電子マネーを購入し、この電子マネーの番号を電話で教えたということです。
また、今年4月中旬ごろには「内閣サイバーセキュリティーセンター」を名乗る人物から「あなたがハッキングされ、ランサムウェアに感染したせいで被害者が出ている。サイバー保険に加入した方がいい」などと女性に電話がありました。
その後、女性は保険に加入するため、コンビニエンスストアで電子マネーあわせておよそ20万円分を購入してその番号を教えるとともに、指定された住所に現金およそ220万円を送って、だまし取られたということです。
女性は親族に相談し、あわせて320万円ほどをだまし取られたことに気づき、7月23日、警察に被害を届け出たということです。
警察では、電子マネーの購入や番号を教えるよう要求された場合は詐欺を疑い、警察に相談するよう呼びかけています。