今年もやってきた、蚊の季節。蚊の大量発生を防ぐキーワードは『6月』と『水』。
蚊に刺されやすい人の特徴は?蚊は叩いた人間を忘れない?意外と知らない『蚊』の生態について、蚊のスペシャリスト・東京農業大学 長島孝行教授に聞きます。

■6月は蚊の発生を抑制するチャンス?

東京都は6月1日~30日を「蚊の発生防止強化月間」に設定。“デング熱やジカウイルス感染症を媒介する蚊の発生を減らしましょう”という啓発キャンペーンを行っています。
蚊の大量発生を防ぐ鍵は、発生シーズン前の『6月』ということで、まさに今が蚊の発生を抑制するチャンスです。

蚊が盛んに動き始める、最適な気温は25℃~30℃。そして、蚊は少しの水でも産卵することができ、1cc(水深2~3ミリ)あれば卵を産みます。


5、6月の東京都の天気と最高気温を見てみると、5月の終わり頃から25℃以上の日が増え始め、雨も増えてくる。まさに今が蚊の発生を防ぐ重要な時期ということです。

■10日間水を溜めると・・・蚊が発生

蚊は卵からわずか10日で成虫になるのですが、卵からボウフラ、さなぎ、その過程は全て水中。10日間水中で暮らし、そして成虫になり外へ出ます。成虫になってからの寿命は大体1か月ほど。ですので、この蚊が動かない『10日間の水』をどうするかということがポイントになってきます。

■“ペットボトルのフタ”にも要注意!!


日常生活ではどんな事に気を付ければいいのでしょうか?例えばベランダなら・・・

​▼廃棄タイヤの中
▼植木鉢の皿
▼ひっくり返したバケツの裏のくぼみ
▼エアコン室外機の周辺に溜まった水
▼空き缶
▼灰皿

さらには、ペットボトルのフタや、捨てられて放置されたコンビニの袋に溜まった水でも産卵することができるということなので、水の扱いが非常に重要なポイントです。

東京農業大学 長島孝行教授:
週1回、ボウフラや卵が水の中にいる時間は大体1週間から10日。この1週間から10日の間に必ず、掃除をするとか水を抜いてあげる。意外に一番多いのは、植木鉢の下の皿
近くにタイヤがあったりすれば、そこからも多く発生する。

ーーマンションに暮らしている人は、高い所なら蚊は来ない?

長島教授:
意外に関係ないんですよ。『うちの家はマンションの上階だから大丈夫』と思ったら大間違い
で、そういったところでも同じように発生しますので、要注意なんですよね。
あとは公園。公園に行くとやはりいろんなものが落ちているんですよ。
そういったものに水が溜まって発生しています。

ーー10階でも蚊はいる?飛んでくる?

長島教授:
います。飛んできます。あるいは、場合によっては人と一緒にエレベーターで上がってついて来る、そういう例もいっぱいあります。あと、ペットを(外に)連れて行くとペットの周りに結構蚊が溜まってるんですよね。それが一緒にくっついてきてっていうのもありますので。(マンションの)上だから、ということはあまり関係ないかもしれないですね。