離島での災害に対応します。被災者の救助や住民の避難を迅速に行えるよう、警察や海上保安庁などの合同訓練が19日ありました。
訓練は安芸灘を震源とした最大震度5強の地震が発生し、山口県防府市の野島でも被害が発生した想定です。要請を受けて警察や消防など14人が海上保安部の巡視艇に乗り込み、島へ向かいます。
52世帯73人が暮らす離島・野島には駐在所がなく、島と本土を結ぶ定期船は1日8便しかありません。災害発生時、いち早く現場に駆けつけ被災者の救助や住民の避難を行うため、船のルートや各機関の連携を確認しました。
防府署 山野井幸治警備課長
「災害になりますと何が起こるか分かりませんので、どういった状況になっても速やかに連携が図れるように、訓練を積み重ねていければなと考えております」
徳山海上保安部 警備救難課 大塚久課長
「やはり人命救助が最優先になりますので、いかに早くいかに連携して効率よく救助作業をするかというところが重要になるかと思います」
島の小中学校では防災についての授業や、船で本土へ避難する訓練も行われ、防災意識を高めていました。














