「まさに全身全霊で…」込められる匠の技 大胆な削り出しの姿

80歳の重雄さん。緻密に採寸した木材を、大胆に削りだしていきます。
矢野秀樹アナウンサー:「まさに全身全霊で穴をあけている」

バーナーで焼くことで、耐久性を高めます。
そして…
矢野アナウンサー:「せーの、重いですね。ずっしりときます」
重雄さんの手で生み出した芯。その仕上がりは!

矢野アナウンサー:「一定のリズムを刻んでくれますね」
山口重雄さん:「中心がずれて平均が取れなくなると(水車は)うまく回らない。これが一番大事。(どちらかが)重くなった時は下から上がってこない。うまく回るようにするには重量を均等にしないと」
矢野アナウンサー:「重雄さんが1ミリ単位で細かく調整したものが、一体となって一定のリズムを刻む。匠の技にしびれました」
県内でも数少ない、水車作りの匠。
重雄さんが本格的に水車を作り始めたのは、20年ほど前、還暦を迎えた頃でした。