大相撲名古屋場所で、中日から休場していた東前頭四枚目の朝乃山が、20日の12日目から再出場する見込みであることがわかりました。

先週土曜日に行われた7日目の取り組みで、関脇・豊昇龍に右からの上手投げをくらい3敗目を喫した朝乃山。

その取り組みで左腕を負傷し、翌8日目に「左上腕二頭筋部分断裂で4週間の局所安静を要する」との診断書を日本相撲協会に提出し、休場を発表していましたが、日本相撲協会は19日、朝乃山が12日目の取り組みから再出場すると発表。朝乃山は4勝4敗3休場の成績から相撲をとることになります。

1つでも星を落とせば負け越しが決まりますが、朝乃山の後援会長を務める青木仁さんはケガの状況は聞いていないとしたうえで、「出るからには勝ち越しを目指して勝ち続けるしかない。本人もわかってると思うので頑張ってほしい」と、エールを送りました。

富山県の新田知事も、19日の定例会見で、朝乃山の再出場についての質問を受けて次のようにエールを送りました。

記者:「きょう一部報道で、大相撲の朝乃山関がケガで休場だったのが、再出場する方針があったんですが、朝乃山関の再出場に関しての受け止めと、エールとかもしあればお聞かせいただけますでしょうか?」

新田知事:「体のことはご本人が一番よくわかられると思うんで、もちろん関係の方ともご相談をされての決断だと思うので、まだまだ勝ち越しの可能性もあるわけですから、十分にあるわけですから、ぜひ再出場をしっかりと戦っていただきたいと思っています。もちろん心から、これはもう出ておられても、仮にお休みだったとしても、心から応援していることには変わりはありません」