■指摘されてきた労働環境問題
亡くなった女性の労働環境について、すき家によりますと複数の店舗で「助っ人」として招集されワンオペをしていたそうですが、これは本人同意の上だったということです。
女性の労働時間について、すき家は「法定の時間内であり、過剰な無理をさせていた事実はない」としています。
news23の取材では、他の牛丼チェーンである吉野家と松屋は一部の店舗でワンオペを実施しているということです。緊急対応については、共に24時間体制で本社や警備会社と連絡を取れる態勢を組んでいるそうです。

労働相談を受ける団体には、ワンオペに関する相談が寄せられているといいます。
総合サポートユニオン 坂倉昇平執行委員
「ファーストフード、あとはコンビニ。介護とかにもワンオペが広がっている、そういう相談を多く受ける。休むことを前提としない。法律違反の可能性も高まってしまう働き方でもあるので、まずそこをなくしていくことを前提として考えていくことが大事」
今回の事態を受け、すき家は6月中に全店舗で朝の時間帯の「ワンオペ」も廃止することを決定。複数人での勤務が難しい場合は店を閉めるということです。
「すき家」で働く男子大学生
「本当にワンオペをなくして欲しいと思っている。2人いるだけでも安心して働けるようになるのではないかと思っている」