海上自衛隊佐世保地方総監部は去年12月、隊舎の暖房を巡り口論となった末につかみ合いとなり互いにケガをさせた20代の男性隊員2人について19日付で停職の懲戒処分としました。

懲戒処分を受けたのは、海上自衛隊佐世保地方総監部 佐世保教育隊に所属する21歳と20歳の男性2等海士です。

佐世保地方総監部によりますと、2人は隊舎で同部屋の関係で去年12月3日の午前7時半頃、21歳の2等海士が部屋の暖房を切って窓を開けたのに対して、20歳の2等海士が「寒い」と注意したのをきっかけに口論に発展。

その後、つかみ合いとなり21歳の2等海士は相手の耳に擦り傷を負わせ、20歳の2等海士は相手の顔面をこぶしで1回殴り、前歯を3本折るケガをさせたということです。

佐世保地方総監部は19日付で21歳の2等海士を停職6日20歳の2等海士を停職3か月の懲戒処分としました。

今回の処分について佐世保教育隊司令の吉田太郎一等海佐は「本件が発生したことについて真摯に受け止め、服務教育を再徹底し、服務規律の維持及び再発防止につとめて参ります」とコメントしています。