福島県郡山市の交差点で4人が死亡した交通事故を受け、福島県警が県内の交差点を調査したところ、「安全対策が必要な交差点」が県内に2030か所あることがわかりました。
今年1月、福島県郡山市の信号機のない市道交差点で、乗用車と軽自動車が衝突し、軽自動車に乗っていた4人が死亡しました。これを受けて県警は、道路管理者などと連携し、「安全対策が必要な交差点」を調査しました。
県警によりますと、対象となるのは以下のような交差点です。
1.優先順位が明確ではない
2.交通規制が実施されていない
3.地域住民などが危険と感じ、安全対策を求めている
4.道路標示や安全対策のために行われた道路標示が摩耗している
5.その他安全対策が必要
調査の結果、これらにあてはまった交差点は2030か所ありました。
警察署管内別では、郡山警察署が最も多い211か所、次いで郡山北警察署が178か所、白河署が138か所でした。
このうち42か所の交差点で、一時停止などの交通規制を行ったということです。
県警は今後、道路管理者などと現場の点検を行い、安全対策の検討や必要に応じて交通規制を行うということです。
※写真は4人が死亡する事故があった現場(郡山市)