“温度下げる”と“風量上げる”どっちがお得?

日比キャスター:
日陰がないと歩けないっていうぐらい日差しも強くなってきました。これまでの行動を少し変えていく、エアコンについて、工夫してみていただけたらと思います。

「暑くてもエアコンの使用を控えるか?」という質問に、“とても思う”、“やや思う”と答えた方は、合わせて7割以上もいました(ダイキン工業調べ 全国の20~59歳の男女527人 期間:6月17~19日)。電気代が高くなっていますので、節電意識も高まっているわけです。

一方、節電の方法を誤解しているという方が約6割いると。
実は、逆効果になりかねない、勘違いの節電方法をご紹介いたしましょう。

まずは、エアコンの風向きを“下向き”にして、人の生活エリアを冷やす方がいいんじゃないかと思ってる方が意外と多いみたいなんですが、実はこれ、部屋全体の温度にムラが起こってしまうので、エアコンが無駄に運転してしまって、逆に電力を使いすぎてしまうということがあるようです。

それから、こまめにスイッチを切るのはあまりよくない。室内を涼しくする際に、多くの電力を消費。室温を維持すると電力消費が少なくて済む。

いちばん多い勘違いが、風量を“弱”で使用し続ける。実は間違いで、部屋の中が、涼しくなるまで時間がかかってしまうので、消費電力が増えてしまう。

ポイントは、設定温度と風量の関係性。設定温度を下げると電気の使用量が増える。一方、風量を上げる際に、ファンを動かすモーターの電気使用量は、設定温度を下げるときに使う使用量よりも少ないそうなんです。ですので、部屋を涼しくしたいときは、設定温度を下げるよりも、風量を上げて調整した方が節約につながっていくということです。

広瀬駿気象予報士:8月も、もしかすると平年より気温が上がって、猛暑が続く可能性がありますので、できる対策をして、夏を乗り切っていきたいですね。

ホランキャスター:もう冷夏はないのかもしれないぐらいの覚悟で、みなさん、暑さに対して厳重な警戒をお願いいたします。