秋田県はこれまでの大雨で土砂災害の危険度が非常に高い状況が続いています。18日には再び雨が強まる見込みで、秋田地方気象台は17日午前11時20分、「大雨に関する秋田県気象情報 第18号」を発表し、19日にごろかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。(画像は午前9時20分 秋田市雄和椿川の雄物川)

東北地方には、高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が、日本海から流れ込んでいます。18日から19日にかけては前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が再び活発となるとみられています。

降り始め(14日正午)から17日午前11時までの降水量(アメダスによる速報値)は、秋田市仁別で428.0ミリ、藤里で344.5ミリ、角館で333.5ミリ、秋田市岩見三内で320.0ミリ、秋田市雄和で283.5ミリ、秋田で258.5ミリとなっています。
降り始めからの総降水量が400ミリを超える記録的な大雨となっています。

17日から18日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で20ミリ、17日正午から18日正午までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で50ミリです。
18日正午から19日正午までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で50ミリから100ミリで、その後も雨は断続的に降り、降水量が多くなる見込みです。

秋田県はこれまでの大雨で土砂災害の危険度が非常に高い状況が続いていて、増水している川もあります。19日ごろにかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。