陸上の世界トップ選手が集うダイヤモンドリーグのシレジア大会(ポーランド)が日本時間17日に行われ、やり投の北口榛花(25、JAL)が自身の持つ日本記録66mを1m04上回る67m04で優勝。今シーズン世界1位の大投てきとなった。
北口は1投目で64m12をマークしトップに立つと、2投目は61m49と距離を伸ばせなかったがしっかりと60m台のスローを披露。3投目は62m76、4投目をファウルにしたところでオーストラリアの選手が64m50でトップになり北口は2位に後退。しかし5投目で、北口はさらに上をいく大会記録の65m82をマークし逆転。この時点で自身の日本記録に18cmと迫った。そして最終投てきで4年ぶりの日本記録更新となる67m04のビッグスローで優勝、今シーズン世界最高記録を叩き出した。ダイヤモンドリーグは今季2勝目、通算4勝目。
昨年の世界陸上オレゴンでは銅メダルを獲得した北口、8月の世界陸上ブダペストへ弾みをつけた。
(写真はダイヤモンドリーグパリ大会)