16日午後、鳥取県の国立公園・大山で遭難事案が発生しました。
父親(70代)と一緒に登山をしていた、島根県松江市の無職の男性(30)の姿が分からなくなり、通報を受けた警察官が無事発見、救助したものです。
鳥取県警・黒坂警察署によりますと、16日午前8時20分ごろ、男性は父親と2人で鳥取県の大山・木谷登山道から駒鳥小屋へ向けて登山を開始しました。午前10時45分ごろ、鳥越峠付近で男性のペースが落ちてきたため、父親が先を歩き、男性は後ろから追いかける形となりました。午後0時ごろ、父親が目的地の駒鳥小屋に到着。男性が来るのを待っていましたが、1時間経っても到着しないため、父親は登ってきたルートを通って木谷駐車場まで下山しました。しかし男性の姿が無かったため、110番通報しました。通報を受けた警察官7人が木谷登山口から駒鳥小屋へ向かうルートを男性の名前を呼びながら登って行ったところ、午後5時48分、鳥越峠から北東へ約300メートル、登山道から約10メートル外れた山中で男性を発見し無事救助しました。男性にけがなどはありませんでした。
男性と父親は大山登山の経験が1度ありましたが、今回のルートは初めてだったということです。