岸田総理は、就任後、初めてとなる中東3か国歴訪のため先ほどサウジアラビアに到着しました。ムハンマド皇太子と首脳会談し、クリーンエネルギー分野での協力を打ち出す見通しです。

最初の訪問国であるサウジアラビアは、日本が原油の4割を依存する最大の供給国ですが、脱炭素化に向けて産業の多角化を図っています。

ムハンマド皇太子との首脳会談で、日本側からは、中東全体を次世代燃料や鉱物資源の供給のハブにする「グローバル・グリーン・ジャーニー」構想での協力を打ち出す見通しです。

今回、日本企業数十社が「経済ミッション」として同行し、クリーンエネルギーの分野で日本の技術を活かし、連携を深めたい考えです。

また、中東全体で存在感を高める中国を念頭に、「自由で開かれた国際秩序」の重要性を訴え、新たに「外相級戦略対話」を設立し、外交・安全保障分野での連携強化も狙います。