皇室に代々受け継がれてきた絵画や工芸品などを集めた展覧会がきょうから(15日)岡山市北区で始まりました。

岡山県立美術館で始まった展覧会には、皇室に代々受け継がれてきた美術品など90点が並びます。また、岡山出身の作家による皇室ゆかりの作品なども多数公開されています。

児島虎次郎の代表作の1つ、「なさけの庭」は岡山孤児院の様子を描いたもので、病気の子どもを看病する女性の姿が柔らかな光の中に描かれています。

(岡山県立美術館 学芸員 橘凜さん)
「皇室ゆかりの名品、なかなか見られないような貴重な作品をじっくり楽しんでいただきたい。あとは『こんな作品が岡山とつながりがあるのか』ということを作品を通して見ていただけたらうれしいです」

「美をたどる皇室と岡山~三の丸尚蔵館収蔵品より」は7月15日から8月27日まで、一部作品を入れ替えながら岡山県立美術館で開かれます。