EU=ヨーロッパ連合は、福島など日本産の食品に関する輸入規制を撤廃することを決めました。福島県内の農林水産業にとって明るい話題ですが、その影に、県内出身の官僚の尽力がありました。撤廃に至った舞台裏を単独インタビューで聞きました。
岸田総理「被災地の復興を大きく後押しするものであり、日本政府として高く評価し、そして歓迎いたします」
13日、ベルギーで行われた岸田総理とEUとの首脳協議。この中で、原発事故のあと、EUがかけていた福島など10県への輸入規制が撤廃されることが決まりました。
その首脳協議から一夜。1人の女性が、福島駅に到着しました。
Q.福島に来るのはいつぶり?「たぶん半年ぶりくらいかなと思います」
Q.今回は気持ち的には違う?「そうですね。きょうは仕事なので、うれしいご報告ということで」
外務省・欧州連合経済室の主席事務官、三好あさぎさん。西会津町出身で、緒方貞子さんにあこがれて、外交の世界を志しました。今回の輸入規制の撤廃について、担当しています。
三好あさぎさん「誰からいつ、どうやって働きかければ効果的なのかというのをしっかり考えなくてはいけなくて、そこが一番労力を費やしたところかなと思います」