小中学校の給食当番が身に着ける白衣、いわゆる「給食エプロン」。
当番が家で洗濯をするなどして、クラスで決まった数を使い回すケースが多いと思いますが、全国では、共用を廃止する自治体が徐々に出てきています。一体、なぜなのでしょうか。
鳥取県境港市にある小学校。
4時間目が終わるチャイムが鳴ると、待ちに待った給食の時間です。給食当番の児童たちは、真っ白な給食当番服「給食エプロン」を身に着けます。
「マスクはしていますか」「はい」
「出発します」「はい」
食器とおかずを教室に運んだあとは、手際よく給食を盛り付けていきます。
他の児童たちも給食準備中は皆マスクを着用し、配膳を手伝います。そして皆で手を合わせ…
「いただきます!」

ところでこの給食エプロン、クラスで共用している場合がほとんどです。
給食当番が1週間同じ給食エプロンを使ったあと金曜日に家に持って帰り、洗濯・アイロンがけをして月曜日に学校に持ってくる。そしてそれを次の給食当番が使う、というサイクルです。