また愛媛県松山市では、およそ3年から、各家庭から持参するエプロンを代用しても良いと対応を変更しました。
松山市教育委員会事務局 保健体育課 柴田仁さん
「コロナ禍以降はご自身で持っていただいても大丈夫という選択制という形で対応しています。保護者の方からも、共用することで感染リスクがあるんじゃないか、衛生的に不安があるという声もありましたし、それより前から、柔軟剤などの匂いが苦手で、ということで、貸与よりは自分で持って行きたいという声もありました」
「共用廃止」ではなく「選択制」の対応を取ったのには、ある経緯があったと言います。

松山市教育委員会事務局 保健体育課 柴田仁さん
「ご家庭に皆さんお願いするとなると、それぞれ経済状況もありまして、個人でご用意いただくのが負担というご家庭もあるでしょうし、一方で自分で持って行きたいという方もいるので、その辺りで柔軟に対応できるように、選択制という対応にしています」
衛生面の問題に加えて、洗濯の方法や柔軟剤など各家庭で考え方も異なる「給食エプロン」。自治体の柔軟な対応も求められそうです。