ヘルパンギーナやRSウイルスなど子どもの夏かぜが流行する中、子ども用の薬が不足しているといいます。一体どういう状況なのか、薬局で話を聞きました。

 この夏、子どもたちに忍び寄る感染症。大阪市北区で子どもを連れた街の人に話を聞きました。

 (街の人)
 「保育園では夏かぜが流行っているって、先月くらいかな、ヘルパンギーナ。保育園の先生もやっぱり夏かぜが出ているから気を付けてねという話はしていますね」
 「RSウイルスとかヘルパンギーナとか周りで多いですね、最近。甥っ子が入院したりして」

 夏かぜが流行しています。神奈川県川崎市にある小児科では、ヘルパンギーナやRSウイルスの患者でいっぱいに。7月3日~9日のヘルパンギーナの患者報告数は、岩手・山形・福島・埼玉・千葉・群馬・長野・石川・福井・鳥取・島根の11県で今年最多を更新しました。

 さらに今、熱やせきを訴える患者にとって、緊急事態となっています。薬が不足しているというのです。

 (多摩ファミリークリニック 宮本雄策医師)
 「薬局からの連絡ではせき止めの薬が足りないとか解熱鎮痛剤が不足しているとか」