記者:「未明に緊急放流した和田川ダムです。現在も放流を続けていて、茶色く濁った水が勢いよく流れ込んでいます」
富山県は12日午前1時10分ごろから午前4時2分ごろにかけて砺波市の「和田川ダム」で、流入する水をそのまま下流に流す「緊急放流」を実施しました。

ダムへの流入量は、最大で毎秒251トンあり、ダムの限界水位を超える44.19メートルにまで達していました。

和田川ダム管理事務所 宮原満 所長:
「満水という状態に今回はなったと。切迫した時間であったので、そういった中で放流をさせていただいたということになります」

緊急放流の後にはダムの下流で水位が上昇し、洪水や氾濫の恐れがありますが、富山県は下流域での氾濫などは確認していないということです。
