大雨で被災したJR美祢線や山陰線の早期復旧に向け、村岡嗣政・山口県知事が13日、国土交通省などを訪れ、支援を求めました。

村岡知事は、JR美祢線や山陰線の沿線自治体の市長らと国土交通省を訪れ、斉藤鉄夫・国交大臣と面会しました。

6月30日からの大雨で、JR美祢線は橋りょうが倒壊し、山陰線でも線路のゆがみが確認されました。JR美祢線全線と山陰線の一部区間では、復旧のめどが立っていません。

村岡知事は、JR美祢線・山陰線の早期完全復旧と、災害復旧事業の早期採択を求めました。

村岡嗣政知事
「被災したからといって、すぐに廃止をするとか、そうした議論に結びつけるということは、ぜひやめて頂きたいということを申し上げました。大臣からはまずは地元のいろんな心配・不安に寄り添って対応するということをJRに言っていくということ、鉄道のあり方の議論と復旧の議論というのは別物である、これはちゃんと分けて対応しなければいけない、このこともしっかりとJRに伝えていくと。大変心強いことだと思っています」

6月末から7月10日にかけての大雨で、山口県内の被害は、河川や道路など公共土木施設で600か所、被害額は116億円にのぼります。

内閣府では、災害復旧費用を国が支援する「激甚災害」に早期に指定するよう求めました。